コロナの収束まで目途がたたない中、石材業界も新規墓石の建立減少傾向において、厳しい状況が続いております。そんな中、最近お墓のリフォーム依頼が増えつつあります。移転、傾き直しのついでに、今あるお墓を処分するのではなく、使い勝手がいいように修繕します。
具体的には、移転先の敷地に合わせ外柵を小さくする、花立て穴のボーリング、骨穴を拡げる、字を削って再研磨、カケ修理などです。
写真は50年程前建てたお墓で、再研磨で新品のように甦りました。お施主様がご先祖を大事に想ってのご依頼でしょう。
以前[1917]という第一次大戦を題材にした映画を観ました。今想えば弊社はその時には存在していた(1914開戦時石文操業)、ということで、実に感慨深い思いです。ご先祖から受け継がれてきた生業を守っていくため、時代のニーズに即してガンバッテいきたいと思います。
清水恵介