伊勢街道には、1960年頃から設置始めた灯篭が500基余りあります。
建納者には、大小会社、歴代首相など名を連ねてあります。
4月の歩行者死亡事故を受けて、全撤去が決まりました。
かねてより危険性が指摘されていたので、今の社会ではやむを得ない措置だと思いますが、
長年親しまれていたものだけに、石に携わる者として、少し残念な気がします。
“石の建造物=危険なもの”という風潮が広がるのを危惧しております。
撤去前にもう一度見てこようと思い、出向きました。駅近くではちょうど撤去の最中でした。
清水 恵介