清水組 情報発信ブログ

紀山石、芝山石

先日、紀山石と芝山石の鉱山を訪問見学してまいりました。目的はまず第一に買い付けた原石の検品。第二の目的は現在の鉱山の状態と将来の供給量の予想です。言うまでもなく、原石は天然の資源です。状態の良い時期もありますし、そうでないときもあります。石材問屋の役割の一つに、出荷する石製品の品質管理と安定供給があります。定期的に鉱山を訪問し実際に採石現場を自身の目で確認します。そして、実際に採掘に携わっている職人さんから話を聞くのは大変有意義なことです。将来の販売予測を考え、鉱山の採掘状態、原石の品質を考慮しながら原石在庫の量を調整します。 今回訪問した鉱山は距離的には非常に近く、石目もよく似ています。直線距離で10Km程でしょうか?山道を通れば歩いても行けるみたいです。いずれも山の結構標高の高い場所で採掘されています。どこの鉱山に行ってもいつも感じるのですが、こんなに山深いところでいったい誰が初めに石を取り始めたのでしょうか?あまり深く考えても仕方ないですが、いつも考えてしまいます。大きな意味では、今回の紀山石と芝山石は同じ山の違う頂で採掘していると言えるでしょう。しかし、見た目はそっくりですが石の性格や採掘方法、採掘量はずいぶん違います。一長一短があり優劣はつけがたいと感じます。なんか、私と弟(当社専務)みたいで面白いですね。同じ山から生まれたのですが、性格はずいぶん違うとよく言われます。 余談はさておき、近年いろいろなところでトレサビリティと言う言葉を耳にしませんか?特に食べ物には皆さん神経質になっていると思います。石材についても重要な要素の一つです。当社では、今回のように社長自らが鉱山に赴き原石の買い付けを担当しています。原石の買い付け、製品化、流通まで一貫して行っていますので安心だと高評化をいただいています。 清水 剛介 紀山石芝山石    

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