当社が創業100周年を迎えたことは、先日のブログに書きました。100年も商売をしていると各地に当社が作った石製品が今も建っています。遠いところでは、アメリカのロスアンゼルス、、、ロジャースタジアムの春日灯篭です。他に僕が知っていて、もしかしたら皆さんも見たことがあるかもしれないものでは静岡県の三島大社にある大蘭渓灯篭があります。また、東京の神田明神には大きさは忘れましたが、馬鹿でかい大黒様の石造が納められています。石は永遠に残る可能性があります。
先日、愛知県内(尾張地方)のあるお客様を訪問した時に「近くのお寺に当社が昔作った鐘楼の石垣が今も建ってるよ。」と聞き見に行ってきました。下の写真がそうです。岡崎市門前町 清水組石材会社と彫刻してあるので、当社に間違えないようです。清水組の組が会社名についたのが昭和19年なのでこの建造物はおそらく昭和20~25だと推測されます。今度、父親に見せて聞いてみます。昭和25とすると約65年前ですね。私が生まれる前ですが無茶苦茶古いとは言えません。
古い石造建造物には、石工さんの名前とか製造会社名が彫刻してあるものをちょくちょく見かけます。製造者が自身のプライドと後世への名誉をかけて作っていたのを感じることができます。最近は、こんな仕事は珍しいでしょうね。ほとんどが名も無き中国の石工さんが作った製品なのですから。。。。私が社長になって早くも20年が経ちますが今だかつて、当社の名を刻んだ石造物は残念ながら立てたことはありません。
この地域には同じような鐘楼がほかにもいくつかあり、少なくとも他二件で同じように当社製造の証拠が彫刻してあるみたいです。おやじに聞いて、古い石造物を探して歩いてみたいですね。